有象無象の雑記

twitterで書けない、書き切れない日々感じたことの文面を投稿していこうかと

2023/11/30-12/4

全てをうっちゃって旅に出ていた。

 

いや、春先だったかな?に、内山圭と森谷賢太郎に「サガン鳥栖のスタジアムいいとこだから来てね!!」って言われた以上は行かなきゃダメだろう、というのがそもそもあって、それを実行するために色々と肉付けしていって……、というのはちゃんとあるけれど。

たまたま仕事や私生活でヘマを重ねまくってたところでそれを完璧にリセットすんぞコラ!!ってタイミングにはちょうどよかった。

 

 

道を歩いていたら急にでけえの見えてきて笑っちゃったの

 

不思議な味のカレーを品川駅の駅ナカで食べて、京急に乗り横須賀中央駅を降りて音声ナビのイノ先輩に導かれ、とぼとぼと歩いて行くと、急に海の方向に見える巨大な物体とそこからモリモリ吐き出される大型トラックとかいう明らかに異様な風景が。

もうこりゃ乗る前からテンション爆上がりなわけですよ。

デカいのは正義。

ただ前を見て歩こうな、俺。そこでぼんやりしてるとトラックが来るよ!!って警備の人に怒られてるなよ。

 

 

東京九州フェリーさん自体は構想の記事が出た時点からいつか乗りたいなあ、と思っていたので、今回冒頭の方のきっかけがあって、これはそれで行くしかないでしょ!ってとこではある。乗った人たちの評判もなかなか悪くなかったですしね。

世の中ってのは狭い物だなとも言えるし、同じような考えの人が同じような場所に集まる物でしょう、というのはそれはそうなんだけれども、同じ日にSNSフォロワーのフォロワーみたいな人(きららの人、旅行の人、フロンターレの人、全て)が複数乗船していたのが下船後発覚する流れはちょっと面白かった。

 

そんな社会の何かを煮染めた縮図みたいな状況でもそれぞれの過ごし方の差は出る物で、他の人が船内のジム使ったり外洋デッキに出たりとアクティブに船内を楽しんでたり、乗船後から消灯時間までのバータイムでレストランで過ごしていたり、昼間にデッキでバーベキュー楽しんでたりしてる中、基本的に俺は食事の時間(少ない不満点の一つとして摂れる時間がかなり狭いのだ……。味は美味しかったけれど)以外は、お風呂に入るか、個室の中で本を読んでるか、寝てるかサッカー中継見てるか(いや昇格決定戦は劇的すぎる試合だった……)、って感じで。

それでは普段の生活と変わらないだろう!!ってところではあるのだけれども、その辺もそれぞれの過ごし方の選択肢がよく出るのだろうな、とは思う。

 

これは個室でサッカー見てる時の。解放寝台は正直しんどそうだなって思った

 

外洋に出る船に乗るのがそもそも未就学児の時に太平洋フェリーを使って以来だったと思うので、揺れとかエンジン音とか心配だなあ、とか思ったけれど、伊豆半島越えるくらいの時間帯(3時か4時くらい?)になんか異様に揺れて起こされたくらいで、すごく快適に過ごせた。

太平洋方面、瀬戸内海方面のフェリーは東京九州フェリーさんも含めて、今後も使ってみたいなあ、と正直に思える。

 

公式サイトと時間が違うんですけど!!

 

こうやってプラネタリウム(小規模ながらも楽しいイベントだった……)であったり、売店の品揃えが異様に豊富だったり(書籍コーナーにmediumとinvert置いてた)、フォワードサロンっていう素敵な場所があったりで、本当に楽しい船旅だった。

 

 

そんで連絡バスに乗って門司から下関の宿泊先へ。

今年の旅費をメモったのを見ると、先月のB4Tホテル以外は軒並み宿泊費が暴騰していて、特に今回で言うと、福岡市や北九州市はなんであんな高いの、っていうね。

なので対岸の下関で使い勝手を理解しているホテルチェーンさんのお店で宿泊取ったっていう。

 

そして翌日ゆっくり起きてから新幹線に乗ってサガン鳥栖のホームスタジアム(駅前不動産スタジアム)へ。

 

試合前だったかな?この写真

 

陽の影になる場所だったのと事前にスタジアムの構造を調べていなかったことから、観戦時に金網が邪魔!って感じだったけれど、専用球技スタジアム特有のベンチの指示が聞こえる感じとか、選手が痛んだ時にそれが伝わる感じとか、その辺の臨場感は素晴らしいな、と。

次に行くときはメインやバックではなくサイドスタンドの上層かもなあ。

あとはサガン鳥栖さんの「おもてなし」度がすごく高くてめちゃくちゃ感心したかもしれない。駅の中からアウェイに対する歓迎度が異常に高いの。なんなら入場時にお菓子もくれちゃったりするの。

 

ついで、って感じで博多の駅でうどん食べたり地元の薬局やらスーパーやら覗いて地元メーカーのパンやお菓子を買ったりしつつ、博多駅から門司駅までこんなん乗ったり。

 

少し老朽化は見られるけれどそれでも画面映えする車両だよ本当に

 

「きらめき」だと自由席扱いなの。

 

ここが子供の頃、それこそ小学生くらいに読んだ乗り物図鑑みたいなので読んでずっと「うわー、乗りたい!!」って思ってた区画で、実際にそれを30年越しくらいで叶えるというのは、ちょっと嬉しかったかもしれない。

前回、20年くらい前に九州を訪れた時にも同型の車両は乗ってるけれど、その時はリレーつばめで普通車の通常区画だったしね。

ただ各所で言われているとおり、やっぱりいろんなところが傷みが進んでいるのは顕著で、乗降デッキとかトイレとかがだいぶキちゃってるなあ、ってのは感じたかも。

外板とかはそれで傷んでると言ったら東急大井町線のアレとかどうなるんだ?って感じだけれども。

時間も料金も実は新幹線使った方がコスパは明らかにいいんだけれども、それでは面白くないよね、というのもある。

ただ、JR九州さん、20年前に来た時と比べて自動券売機とかめちゃくちゃ減らしてて、それが原因で指定席券を買う機械に長打の列が出来ていたのは、ありゃ大問題だと思う。

特急に乗せたいのにそういうことやってたら、お客さん減るのは確実。

 

 

そして今日は下関の唐戸あたりをふらふらと。

源平合戦の壇ノ浦と唐戸がすごく近いというのは今日まで知らなかった。

潮の流れが表面から見ていてもすごいので、あの時に海の底に沈んだとされる神器もどこかに流されてるのでは……、と思ってしまう。

 

 

トラフグさん

 

下関に宿泊した時点でなんかないかなあ、で調べて見つけた海響館(水族館)は入館料は割高ではあったけれど、その分楽しめたと素直に言える。

なんでもフグの飼育している種類が世界でも最多、だそうで。

多種多様なフグを見られたのも面白かった。表皮に猛毒を持つ危険性の高いフグもいれば、メダカのように小さくて色・模様が熱帯魚のようなフグもいてねえ。

フグ以外でもゴマフアザラシの遊泳を延々眺めてられたりとか、大型水槽で関門海峡周辺の生態系を楽しく学べたりするのでオススメです。

 

 

他にも、ことあるごとにもうどんばっか食ってたり、航空券の発行券をその辺のレシートと一緒だろうって感じで紛失して事前チェックインが出来なかったりしたが、無事搭乗出来て良かったねみたいなお前なにやってんだってことも重ねてたりしてるけれども、色々と気分を切り替えられて楽しい旅行でした。

 

世間一般での宿泊費が高騰しているので、来年はあんまり行けないだろうなあ、とは思ってますけれども、こういう体験は増やしていきたいものですね。